子犬の時期はまだ小さいため、しつけ不足が特に問題にならなくても、成犬になってからでは大きな問題になることがあります。
子犬の時期から早期にしつけを行うことが重要ですが、正しいしつけを行うことはかなり難しくて大変です。
本記事では、しつけ教室が必要であるのか、行くことのメリット、しつけ教室の選び方について詳しく説明していきます。
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子犬にしつけ教室が必要なのか?
結論から言うと、しつけを正しく行えない場合や行える自信がない場合は、子犬の時期のしつけ教室が必要です。
では、なぜ子犬にしつけ教室が必要なのか、その理由をご説明していきます。
1.社会化を行うため
子犬のしつけの一つの大きな目的は「社会化」です。
この時期に社会化がうまく行かないと、成犬になった時に人や犬への恐怖や不安感が生じてトラブルを起こしてしまいます。
一例として、海外では、ショッピングモールや駅など、色々なところを自由に犬と散歩している姿を見かけます。
海外ではしつけが日本より重視されており、トレーナーの利用も多いため、小さい時から社会化を適切に行われてるからだと言われています。
しつけ教室は、安全でコントロールされた環境の中で、正しい知識を持ったトレーナーが社会化プロセスを助けます。
社会化された犬は、新しい環境や異なる状況にも柔軟に対応でき、ストレスを感じにくい傾向があるとの報告があります。
2.基本的な言葉の学習のため
「お座り」「待て」「おいで」などの基本的な指示は、子犬の安全を守る上で非常に重要です。
しつけ教室では、犬だけでなく、飼い主自身もこれらの指示を効果的に教える方法を学べます。
これらの訓練は、子犬と飼い主の間のコミュニケーションを強化し、お互いの信頼関係を築く助けにもなります。
3.問題行動の予防のため
子犬の時期に適切なしつけを受けることで、将来の問題行動を予防することができます。
噛み癖や無駄吠えなど、多くの問題行動は子犬の頃に始まり、子犬の時期なら治りやすいですが成犬になるとかなり厄介です。
しつけ教室では、これらの行動を早期に認識し、正しい方法で対処することが可能です。
4.飼い主の教育のため
しつけ教室は、子犬だけでなく飼い主にとっても学びの場です。
適切なトレーニング方法、子犬の行動の理解、日常的な問題への対処法など、飼い主が知っておくべき重要な情報を学べます。
また、将来的な病気や問題行動が起こった際にどうすべきか不安な時、経験やアドバイスをもらう関係の構築もできます。
しつけ教室を利用するメリット
では次に、具体的にしつけ教室を利用することでどのようなメリットがあるのか詳しくまとめていきます。
社会性の向上
しつけ教室は、子犬にとって他の犬や人々と交流する絶好の機会です。
これにより、子犬は様々な状況に適応する社会性を身につけることができます。
他の犬との適切な遊び方を学び、人間との適切なコミュニケーション方法を理解することが可能です
問題行動の対処
トレーナーによる指導を受けることで、愛犬の問題行動を早期に発見し、適切な方法で対処することができます。
例えば、無駄吠えや噛み癖など、多くの問題行動は子犬の早い段階で適切に対応することで改善が見込めます。
しつけの本などで勉強して行うことで、うまく行える場合もありますが、失敗して余計に悪化するケースはよくあります。
犬によって正しいやり方が違ったりもするので、自身でやってみても効果がない、もし悪化した場合はしつけ教室を利用する方も多いです。
飼い主の学びの場となる
上述したようにしつけ教室は飼い主にとっても学びの場です。
専門家から正しいしつけ方法を学ぶことで、愛犬の問題行動への対処を適切に行い、信頼関係を築くことができます。
しつけが上手く行かずに叩いてしまった、どうしたらいいのか分からずノイローゼになったという方もいらっしゃいます。
飼い主が勉強することは大事ですが、仕事をしながらだと結構大変なので、しつけ教室を利用して学ぶことがオススメです。
長期的なメリットが大きい
しつけ教室で得た知識と経験は、犬が成犬になってからも大きなメリットをもたらします。
成犬になってからも家具をかじる、無駄吠えなどが再度出てきた時も、効果的な対応ができます。
しっかりとした基礎知識があれば、将来的に問題行動が起きにくくなるだけでなく、犬と飼い主双方がより幸せで健康的な生活を送ることができます。
良いしつけ教室の選び方
しつけ教室は選び方を間違えると、トレーナーの態度が悪かったり、愛犬がしつけ教室の時だけ言うことを聞くようなケースがあります。
良いトレーナーのいる最適なところで行えると、金銭的にもコスパが良く、飼い主自身でも愛犬の問題行動が起きずに躾けることができます。
では、どのような点に注意してしつけ教室を選べば良いのかをご紹介します。
専門的な資格を持つトレーナー
良いしつけ教室の選択で最も重要なのは、トレーナーの資格と経験です。
ドッグトレーナーは国家資格などはなく、最悪何の資格も持たずに経験だけでトレーナーをやっている方もいます。
経験も大事ですが、最低でも資格を取得して、正しい勉強している人であるかは確認しましょう。
日本ドッグトレーナー(JDTA)のB級以上のライセンス、またはドッグトレーニングアドバイザーのどちらかは最低でも持っている方が望ましいです。
正しい勉強をしていれば問題なく取れる資格なので、全員に当てはまるわけではないですが、資格を持っていないトレーナーは正直信用に欠けると思われます。
専門的な資格を持つトレーナーは、犬の行動学に深い理解を持ち、それぞれの犬の個性やニーズに合わせたトレーニングを提供できます。
トレーニングを見せてくれる
しつけ教室を選ぶ際には、実際にトレーニングしているところを見せてくれる場合は信頼できるしつけ教室だと思います。
実際にどんなことをやっているのかを見せてもらい、飼い主自身でも行えるのか確認します。
トレーナーの言うことだけを聞くようにならないように注意する必要があるためです。
トレーニング中に暴力や過度の厳しさが用いられていないかは絶対に確認しましょう。
教室の評判と口コミが良い
他の飼い主からのフィードバックや教室の評判は、しつけ教室を選ぶ際の重要な指標です。
口コミ、オンラインのレビュー、地元のペット関連のコミュニティの意見を参考にすると良いでしょう。
実際に教室を利用した人の意見は、教室の実態を把握する上で非常に有用です。
私は初めて利用した際には、トリミングサロンで紹介してもらって、口コミを見てからお願いしました。
教室の環境と設備
訓練を行う環境が、犬にとって安全かつ快適であることも重要なポイントです。
訓練環境が清潔で、犬がリラックスして学べるような設計になっているかどうかをチェックしましょう。
また、トレーニングに必要な適切な設備が整っているかも重要です。
アフターケアとサポート
しつけ教室のサービスが終了後、アフターケアや追加サポートを提供しているかも確認しましょう。
問題行動が家庭内で起こった場合のアドバイスや、トレーニング後のフォローアップは、犬と飼い主にとって大きなサポートになります。
もし何か困ったときにはLINEで相談に乗ってくれるというトレーナーが多いです。
体験クラスや見学の可否
しつけ教室を選ぶ前に、体験クラスへの参加や教室の見学が可能かどうかを確認するのも良い方法です。
実際に教室の雰囲気を体感することで、その教室が愛犬に適しているかどうかをよりよく判断できます。
プログラムの多様性
愛犬の個性や年齢、ニーズに合わせて、トレーニングプログラムを提供している教室を選ぶことも大切です。
例えば、子犬の社会化クラス、基本的なしつけクラス、特定の問題行動を対象としたクラスなど、ニーズに合わせたプログラムがあるかを確認しましょう。
コストと価値
しつけ教室の料金体系も重要な検討点です。
安くて効果がないものもあり、高すぎてお願いできないというケースもあります。
難しいですが、これまでご紹介した内容を確認して、なるべく人気でコスパがいいところを選べるようにしましょう。
しつけ教室の料金
しつけ教室は正直、結構なお金がかかります。
1回当たり1万円前後は必要で、お泊まり型で本格的にしつけ教室に預ける場合は、30日で20〜30万円前後必要となります。
そのため、犬の状態にもよりますが、出張でのしつけ教室がコスパが良いので強くオススメします。
嫌なトレーナーであれば1回で断れますし、どんなやり方でトレーニングをしているか、愛犬の様子を確認できます。
もし預ける場合も、まずは最も短い1週間などで、様子を見てから決めるといいと思います。
しつけ教室に頼りたくない場合
- しつけ教室は高いから頼りたくない
- 自分でしつけをしたい
- 他人を家にあげるのは怖い
- 高い料金を払って失敗するのが嫌
このように、特に女性1人で男性を上げるのは不安、安全なのかが不安、自分で何でもやりたい性格であるという方は頼りたくないとケースも多いです。
そういった方は、しつけの正しいやり方がわかる犬のしつけ教材、イヌバーシティでの訓練をオススメします。
イヌバーシティとは
イヌバーシティは、犬のしつけ教材として1番人気で王道の教材になります。
私も飼い始めた時は、しつけ教室が不安だったので、最初はこちらでしつけは勉強しました。
内容としては、本編だけで1260分、21時間というもので、しつけは全てのやり方を学ぶことが可能です。
閲覧期限に制限もないため、、半永久で視聴可能であり、犬の問題行動が突然現れた時もすぐに対応方法を調べたりするなど、利用しやすいものとなっています。
また、完全非体罰で愛犬家へのアプローチなので、愛犬に恐怖を与えず、愛犬との信頼関係の構築がしやすくなります。
料金は税込21,780円と初期費用は高めですが、しつけ教室よりは安価で、人を呼ばずに自分でしつけをすることができます。
しつけの内容はもちろんですが、個人的には芸を覚えさせるのに役立つ内容も豊富だったのが嬉しかったです
詳しい内容は下記の記事にて詳細にまとめているので、気になる方はご覧ください。
最後に:子犬にしつけ教室は必要なのか?
子犬の時期が最も重要であるため、しつけ教室は余裕があれば行うことがベストです。
もし行う場合は、預けるのはかなりお金がかかり、失敗した場合はかなりのショックを受けるため、訪問型のものをまずは試してみましょう。
しつけ教室は不安、料金も高いしできない、自分でしつけをしたい!という方は、上記の記事をぜひ参考にされてみてください。
しつけはかなり大変ですが、愛犬とトラブルがなく幸せに暮らすために頑張っていきましょう!