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犬が寝てる時にキャンキャンと寝言を言うのは大丈夫?適切な対処について説明

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犬は案外、色々な寝言を言います。

キャンキャンやクゥーンなど、泣いているような声を出す子もいます。

今回は「犬が寝ているときにキャンキャンと言うのは大丈夫なのか?」という疑問を解決していきます。

犬の睡眠パターンと夢の世界


寝ている時にキャンキャンと鳴いている理由の前に、犬の睡眠について知らなければならないため、そちらからご紹介します。

犬はどのように眠るのか?

犬は人間と少し異なる睡眠サイクルを持っています。

一日の大部分を寝て過ごし、日中は警戒本能のため浅い睡眠であることが多いですが、夜間には深い眠りにつくことが多いです。

彼らの睡眠は、レム睡眠(急速な眼球運動を伴う夢を見る睡眠段階)とノンレム睡眠(深い眠りの段階)から成り立っています。

犬の睡眠サイクルに関する研究では、平均的な成犬は一日に約12~14時間を睡眠に費やし、そのうちの一部をレム睡眠に使うことが示されています。


犬は夢を見るのか

犬の夢については完全には解明されていませんが、研究によると犬も人間のように夢を見る可能性が高いとされています。

主にこのレム睡眠中を、活動的な夢を見る睡眠段階と言われており、この睡眠サイクルは、犬の健康や情緒的安定に重要な役割を果たしています。


キャンキャンと鳴くのは大丈夫なのか


結論から言うと、寝ている時にキャンキャン鳴いていることは大丈夫なので、ほとんど気にする必要はありません。

しかし、鳴き方によっては受診が必要な場合もあるので、キャンキャンと寝言をいう理由や原因について考えられていることをまとめます。

夢を見ている時の反応

犬が夢を見ている際の「キャンキャン」という鳴き声は、睡眠中の自然な行動です。

レム睡眠の間に犬は活発な夢を見ることが多く、この段階での体の動きや声は、彼らが夢の中で体験していることの反映です。

例えば、走っている夢を見ている時には足を動かしたり、飼い主がどこか遠くへ行く夢であれば、悲しい鳴き声を出しているかもしれません。


キャンキャン鳴いている時は、今日は少し悲しい夢を見ているのかな?と思ってあげるといいかもしれません。

うちの子は食い意地が張ってるからか、よく口をモゴモゴしながら、クゥーンと寝言を言っています。

不安やストレスの表れ?

犬が睡眠中に寝言は自然な現象で、これは夢の中での活動の反映か、単にリラックスした状態での無意識の表現だと言われます。

しかし、犬が睡眠中に度々吠えるような大きな鳴き声を上げる場合は、それがストレス、不安、または健康上の問題を示している可能性があります。

不安を感じている犬は、睡眠中にも落ち着かず、不安を表す鳴き声を発することがあります。

全米動物病院協会によると、、過度の睡眠中の動きや異常な音は、病気や不安症状の可能性を示唆する可能性があるという報告があります。


このような場合は、日中の活動量を増やしたり、睡眠や生活環境を調整してあげてストレスの軽減に努めましょう。

新しい環境への移動、飼い主の長期不在、他のペットがいて喧嘩して落ち着かないなど、ストレスの原因はさまざまです。

私はトレーナーの仕事で、分離不安症で不安が強く、寝言が激しいことが原因だった子をよく見かけます


病気のサインとしての鳴き声

それでも改善せず、犬が睡眠中に苦しそうなほど異常な鳴き声を上げる場合、それは健康上の問題を示している可能性があります。

例えば、関節痛、消化不良、内臓の不調など、病気や不快感によって鳴くことがあります


このような鳴き声は、特に夜間や静かな時間帯に顕著になりやすいです。

犬が普段とは違う異常な鳴き方をする場合や、他にも健康に関する兆候が見られる場合は、獣医師に相談することが推奨されます。

寝言中の犬への適切な対応

寝言中の犬への適切な対応は、彼らの安心感と安全を確保するために重要です。

寝言を言う子の睡眠中の対応方法については、静かで優しいアプローチが推奨されます。

犬がキャンキャンと言っているからと、寝言中に起こすことはオススメされません


これは犬を驚かせたり、不安を感じさせたりする可能性があり、その結果、犬の行動に悪影響を及ぼすことがあります。

どうしても気になる場合は、起こさない程度に本当に軽く撫でてあげるくらいにしておきましょう。

寝言が続く場合は、犬が安心して休めるような環境を提供することが重要です。

これには、静かな場所での睡眠、快適なベッドの提供、および夜間の安全を確保することが含まれます。

激しい寝言をする犬の事例では、飼い主が犬に安全で快適な睡眠スペースを提供すると、犬の寝言が減少し、落ち着いた行動を示すようになったと報告があります。


総じて、寝言中の犬への適切な対応は、驚かさないように触る程度にし、犬の快適さと安全を最優先に考えることに重点を置くべきです。

これにより、愛犬の健康と幸福を守り、良好な睡眠環境を維持することができます。

また、犬の良質な睡眠と不安の軽減には運動が欠かせないので、同時に運動量を気にしてあげると良いですね。

犬の安全な睡眠環境の整え方


犬にとって快適で安全な睡眠環境を提供することは、とても重要です。

睡眠環境は犬のストレスレベルを減らし、より質の高い睡眠を促進するために重要です。

快適さとサポートを提供するベッドは、質の良い睡眠だけでなく、犬の関節と体を保護します。

犬用ベッドの選び方は、犬のサイズ、年齢、健康状態に適したものを選ぶことが肝心です。

犬によって好みのベッドが違うので大変ですが、安いもので大丈夫なので、色々と試してみても良いかもしれません。

うちの犬はふわふわ型のベッドは嫌いで寝てくれなかったですが、少し硬めのものと毛布を与えたら、今ではお気に入りとなっています


寝室環境は、適度な暗さと静けさを保つことで、犬が安心して眠れるように調整しましょう。



まとめ:犬が寝ている時にキャンキャン言うのは大丈夫

犬が寝ている時にキャンキャン言うのは大丈夫なのか?と言う内容についてご紹介しました。

記事のポイントについてまとめます。

  • 犬が寝ている時にキャンキャンというのは夢を見ているため

    ・夢で見ている内容が鳴き声や動きに反映されている
  • 異常な鳴き方の場合は不安やストレスの現れである可能性がある

    ・ストレスの緩和
    ・生活・睡眠環境を調整する
    ・酷すぎる場合は専門家へ相談
  • 鳴いている時は静かで優しいサポートをしてあげる

    ・無理に起こして驚かせない
    ・起きない程度に触るくらいまで
  • 睡眠環境を整えてあげること

    ・ベッドや毛布を置いてあげる
    ・ストレスの軽減となる



犬は個性があり、色々な寝言や寝相の子がいます。

寝言はほとんどが気にする必要はありませんので、飼い主が眠れない程にひどい場合でなければ、可愛いものだと思って対応してあげて下さい。

寝ている時に触られるのが嫌いな子もいるので、撫でてあげる場合はその点だけ気をつけましょう。

ここまで拝見いただきありがとうございました。

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