犬の選び方

犬を飼うのに向いている人と向いていない人の違いとは?【トレーナーが説明】

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犬を飼いたいけど大丈夫かな

犬を飼うのは向いてないかも…

と悩む方は多いと思います。

本記事では、犬を飼うのに向いている人と向いていない人の特徴について、詳しくご紹介します。

犬を飼うのに向いている人の特徴5つ


まずは、犬を飼うことが向いている人の特徴についてを5つご紹介します。

①愛情深い性格の人

これは犬の飼い主にとって結構大事です。

犬は感情豊かな動物で、愛情と関心を深く求めます。

研究

動物行動学では、愛情を込めて育てられた犬は、より社交的で、人間関係での問題を起こしにくいとされています。


そのため、日々の愛情表現を行なってあげられる飼い主は、犬の幸福感を高めます。

②面倒見がいい・世話好きの人

犬は散歩だけでなく、ブラッシングや歯磨きなど色々な世話が必要です。

犬を触るのは好きで飼い始めたが、正直世話をするのは面倒くさい…


という人を結構見かけます。

面倒見がいい人の場合は、日々の世話もストレスが少なく行えると思います。

③時間を確保できる

犬の世話にはかなり時間が必要です。

これには日常の散歩やケアが含まれます。

犬は定期的な散歩などの活動を通じて、トイレをするだけでなく、ストレスを発散し、身体的、精神的に健康を保ちます。

散歩は犬種によって時間は変わりますが、朝晩30分ずつ必要な子もいるので、仕事前に早起きしたり、仕事後のきつい時も散歩に行く必要があります。


④犬を優先した生活ができる

犬がいると、生活で色々なことが制限されます。

旅行は行きづらくなり、毎日の時間は減り、家の中も犬のゲージなどスペースが必要なので、オシャレに統一することなどはできなくなります。

友人はキャンプに行ける場所が限定されてしまうことに嘆いていました。


自分の時間が少なくなることは厭わず、犬が最優先の生活でも大丈夫な人は、犬を飼うことに向いています。

⑤穏やかな性格の人

犬の行動は、吠えるだけでなく、構ってほしくてわざとおしっこをしてみたりと、人が嫌がるようなことをする場合があります。

何度しつけをしても、トイレや吠え癖が治らない場合もあり、イライラしすぎる方もいます。

犬は感情が豊かなので、飼い主へのメッセージとして何か伝えている場面も多いです。

そのため、穏やかな性格で犬の気持ちに寄り添ってあげて、トラブルにも対応できる人は、犬を飼うのにかなり向いているでしょう。

犬を飼うのに向いていない人の特徴


次に、犬を飼うことが向いていない人の特徴についてまとめます。

①忍耐力がない、イラつきやすい

忍耐力がなく、イラつきやすい人は、犬の飼育に不向きなです。

犬のしつけや日々のケアは、毎日うまく行かないことばかりでイライラすることも多く、長期間をかけて行うため忍耐力を要します。

特に、子犬はしつけやトイレトレーニングに時間を要し、成犬にも継続的な訓練が必要です。


イライラしやすいと、愛犬との感性性も希薄になりやすく、叩いてしまう人もいるので、犬を飼うのに向いていない場合が多いです。

②アレルギーや健康上の問題

アレルギーや健康上の問題も、犬を飼うことに向かない要因です。

動物に対するアレルギーは、家庭内での生活を困難にし、飼い主の健康上の問題を引き起こします。

ペットの毛やフケに対するアレルギー反応は多くの人に影響を及ぼします。


私は猫アレルギーで猫は飼えませんが、犬の毛はアレルギー反応が出ずに問題ありませんでした。


③長期間の世話が困難な人

また、犬を飼うことは長期的な期間を必要とします。

犬は通常、10年以上生きることが多く、その間のケアには持続的な責任が伴います。

年齢や体力的に厳しい場合だけでなく、将来のライフスタイルが変更する可能性がある方などが挙げられます。


例えば、

  • 引っ越すことで犬が飼えなくなる
  • 結婚を機に子育てなどで飼う余裕がなくなる
  • 転職で忙しくなる可能性がある
  • パートナーにアレルギーがある

このようなライフスタイルの変更により、犬を飼うことができず、無責任な飼育放棄をする方も多いとされています。

④時間が作れない、外出が多い

犬を飼うことは、上述したように時間がかなり必要です。

仕事やプライベート、趣味が忙しいという方は時間を作りづらく、犬を飼うことに向いていないと思われます。

犬は留守番が苦手ではありませんが、長時間の留守番や急で頻繁な外出、遊ばずに放置を繰り返すとストレスが溜まります。


すると自分を傷つけたり、分離不安症になり、日中飼い主がいない時に吠え続けて周囲とトラブルになる場合があるので注意が必要です。

⑤経済的な余裕がない

犬を飼うことは、購入費だけでなく、その後の継続した色々な費用が発生します。

飼い始めることで経済的に困窮して、犬に対して適切な世話ができなくなることも多いです。


犬を飼うためにはどれくらいの経済的な余裕が必要かについてまとめているので、気になる方はご覧ください。



⑥毛や臭いがなる、掃除が嫌い

犬を飼うということは、絶対に毛と臭いの問題がついてきます。

洋服のコロコロは外出の度に毎回行う必要がありますし、おしっこやうんちの臭い、犬の体臭などの臭いは結構強いです。


毛はかなり落ちるので、掃除機も頻繁にかけなければいけません。

消臭剤やコロコロを行うのが面倒、臭いに敏感でストレスを感じるという人は犬を飼うことに不向きでしょう。

犬を飼う前に考えるべきこと


犬を飼うには、飼い主のライフスタイルに適しているかが重要です。

犬種によって、性格や活動レベル、必要なケアの種類が大きく異なります。

アクティブなライフスタイルを持つ人であれば、高いエネルギーが必要な犬種を選ぶことはできますが、インドアの人には不向きです。


散歩の時間が確保できない、外に出るのが億劫な人が、元気な犬種を飼ってしまうと毎日の散歩が本当に大変になります。

訪問でのしつけ教室では、引き渡し後にそういったご相談を頂く場合があります。

ポイント

大型犬は散歩の回数が多くて大変ですが、小型犬でもピンシャーやダックスフンド、シュナウザーなどもかなり散歩の時間を作る必要があります。


あまり動きたくないけど犬が大好きで癒しが欲しいという人は、活動量が少ない子を選びましょう。

犬によって兄弟でも性格が全然違うので、飼う前にのんびりしている子を選ぶこともオススメです。


大変ですが、色々なブリーダーやペットショップで実際に触れてみて、人懐っこさや暴れん坊なのかなどを見ることも自分に合っているかを調べるには大切です。

また、毛やフケに対してアレルギーなど敏感な方や掃除が面倒な人は、毛が多くて抜けやすい犬種は不向きです。

しかし、トイプードルなど、毛が抜けにくくてアレルゲン体質が少ない犬種であれば、症状が出ずに飼える場合もあります。

毛や臭いが気になるけど犬を飼いたいという方は、下記の記事も参考にされてみてください。

合わせて読みたい

まとめ:犬を飼うのに向いている人と向いていない人の違い

最後に、犬を飼うのに向いている人と向いていない人の違いについてまとめます。

  • 犬を飼うのに向いている人

    ・愛情深い性格の人
    ・面倒見がいい・世話好きの人
    ・時間を確保できる
    ・犬を優先した生活ができる
    ・穏やかな性格の人
  • 犬を飼うのに向いていない人

    ・忍耐力がない、イラつきやすい
    ・アレルギーや健康上の問題
    ・長期間の世話が困難な人
    ・時間が作れない、外出が多い
    ・経済的な余裕がない
    ・毛や臭いがなる、掃除が嫌い

以上になります。

犬を飼うことは不安が多いですよね。

ブリーダーをしている中で、自分は飼うのに向いてるのかな…と悩む方にたくさん出逢います。

私も初めて飼い始めたときは掃除が苦手で、躾も下手でかなり苦労しました。

しかし、それ以上に犬は癒しを与えてくれるので、後悔は全くありません。

少しでも本記事が参考になれば幸いです。

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